ドローンの包括申請・個別申請に必要な10時間の飛行経験とは

2024年7月4日 2024年7月10日

スマート行政書士事務所

申請の条件：ドローンの飛行経験10時間とは？

ドローンの飛行経験10時間とは、どういう意味でしょうか？

この記事では、包括申請や個別申請の条件として必要なドローンの飛行経験について解説します。

ドローンの飛行経験とは、ドローンを操作して空中で移動させることを指します。
ドローンの飛行経験は、包括申請や個別申請の際に10時間以上の飛行経験が求められますが、どんな機体でもよいわけではなく、申請しようとする機体と同等の機体での飛行経験が問われます。

たとえば、大型の農薬散布機で農薬散布の申請（危険物輸送・物件投下）をしようとしている場合に、10時間の飛行経験はDJI Mavic Miniなどの小型機ではどうでしょうか。いきなり大型の農薬散布機を飛行するのはリスクがおおきいですね。

実際の申請時においては、そこまで具体的には聞かれませんが、当然のこととして認識しておいた方がよい内容です。なぜなら、事故が起こったときに経験の証明に問題があるとさらにややこしくなるからです。

なお、包括申請とは、ドローンを使用する際に必要な許可や届出を一括で行うことができる制度です。包括申請を利用することで、ドローンの使用に関する手続きを簡素化し、効率的に活用することができます。

https://smart-gyosei.com/drone/drone-houkatu-shinsei-2

包括申請や個別申請時に注意が必要な点は、ドローンの操縦者に求められる飛行経験10時間以上という条件です。

この条件は、ドローンを安全かつ適切に操作する能力を保証するために設けられています。
しかし、飛行経験10時間という数字は、どのように計算されるのでしょうか？

実は、この数字はあくまで目安であり、厳密な基準はありません。
つまり、ドローンの操作方法や飛行時間などを合計して10時間に達すればよいというわけではありません。

重要なのは、ドローンを使用する際に必要な知識や技能を身につけているかどうかです。

具体的には、以下のような項目が評価されます。

ドローンに関する法令や規則への理解
ドローンの構造や性能への理解
ドローンの点検や整備への理解
ドローンの操作や操縦への理解
ドローンの故障や事故への対処への理解
ドローンの飛行計画や飛行報告への理解

これらの項目を証明する方法として、以下のようなものがあります。

ドローン操縦者技能証明の国家資格の取得
ドローン関連の講習や研修の受講（民間のドローンスクールの受講）
ドローン関連の経験や実績の記録（飛行日誌）

これらの方法を通じて、ドローンの飛行経験10時間以上を証明できれば、申請を行うことができます。ただし、これらの方法は必須ではなく、他にもドローンの飛行経験を証明できる方法があれば、それでも構いません。重要なのは、ドローンを使用する際に必要な知識や技能を持っていることを示すことです。

以上が、申請の条件として必要なドローンの飛行経験10時間についての解説です。

ドローンの飛行経験10時間を満たすにはどうすればいい？

ドローンを趣味や仕事で使う場合、国土交通省の許可が必要です。許可を得るには、ドローンの飛行経験が10時間以上あることが条件の一つです。
しかし、ドローンの飛行経験を積むのはなかなか難しいものです。それでは、どのようにドローンの飛行経験の10時間以上を満たすことができるのでしょうか？

まず、ドローンの飛行経験とは、自分でドローンを操作して飛ばした時間のことです。
飛行経験を証明するためには、飛行日時、場所、目的、内容、時間などを記録した「飛行履歴」が必要です。飛行履歴は自分で作成するか、アプリなどで管理するかなど、方法は自由ですが、必ず保存しておくようにしましょう。

ドローンの飛行経験10時間ってどうやって計算するの？

ドローンの飛行経験10時間とは、ドローンを飛行させた時間のことです。つまり、離陸から着陸までの時間を合計したものになります。

では、どうやって飛行経験を計算するのでしょうか？

一番簡単な方法は、ドローンに搭載されているフライトログを利用することです。フライトログとは、ドローンが飛行した時に記録されるデータのことで、飛行時間や位置や高度などが分かります。フライトログは、ドローンのアプリやメーカーのサイトから確認できますので、フライトログを見れば、ドローンを操作した時間が一目瞭然です。

もし、フライトログが利用できない場合は、自分で記録する必要があります。その場合は、以下の方法がおすすめです。